東京都郷土芸能協会

野辺囃子神楽保存会

(ノベハヤシカグラホゾンカイ)

種別 祭囃子・神楽
流派 重松流
発足年 昭和22年
由来 わが団体の創始は江戸末期と言われていますが、明治の後期には確実に存在したことが判明して います。また、大正期頃より、競演など近隣地域との交流が盛んになり、国立、立川、昭島、福生、八王子、五日市等への遠征も盛んに行われるようになりました。その後太平洋戦争で一旦活動が中断したものの、有志により昭和22年に活動を復活させ、現在の組織の原型が作られました。今年は復活後73年目となり、当初からの長老達が物故してきましたが、後を継いだ者達によって彼ら が復活させた囃子や神楽の伝統を守り続けていきます。
プロフィール 現在大人22名、子供会29家族が在籍しています。年間行事として大晦日から元旦にかけての年越 し囃子に始まり、どんど焼きや小学校の「お正月遊びの会」における囃子演奏、春夏秋における氏神の 祭礼、近隣の祭礼参加、あきる野夏まつり等、多くのイベントがあります。なお、レパートリーとしては重松流の屋台囃子を始め、大間ものと称する鎌倉、国固め、四丁目、昇殿のほか、おかめ、ひょっとこの仁羽などです。また、神楽も三番叟と大蛇退治の2演目を、毎年の例大祭で奉納したり、芸能まつりで上演したりしています。稽古は毎週日曜日に野辺神社の社務所で行っており、トータル3時間余りの前半を子供達の指導、後半を大人たちの稽古に当てています。現在子供会も含め会員を募集中であり、より多くの人たちと囃子神楽を共有し、また、後世に繋げていきたいと思っています。
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